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平成22年第12回定例会(第5日目12月13日)

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  1. 八頭町議会 2010-12-13
    平成22年第12回定例会(第5日目12月13日)


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    平成22年第12回定例会(第5日目12月13日)         平成22年第12回八頭町議会定例会 会議録 (第5号)   招集年月日  平成22年12月13日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成22年12月13日午前9時30分宣告        (第5日) 応招議員    1番 小倉 一博   2番 谷本 正敏   3番 桑村 和夫    4番 小林 久幸   5番 下田 敏夫   6番 川西 末男    7番 矢部 博祥   8番 栄田 秀之   9番 池本  強   11番 岡嶋 正広  12番 川西  聡  13番 河村 久雄   14番 前土居一泰  15番 谷口美佐子  16番 西尾 節子   17番 山本 弘敏  18番 森山大四郎 不応招議員   な  し 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町  長   平木 誠  副 町 長   井山愛治  教 育 長   西山淳夫  総務課長   吉田英人  船岡支所長   山根貴和  八東支所長   西川孝行  税務課長   岸本博伸  企画課長    薮田邦彦  福祉環境課長  勝原宣則  保健課長   小林 孝  産業観光課長  小林孝規  建設課長    野崎正実  上下水道課長 保木本妻枝 地籍調査課長  平木章治  会計管理者  土橋芳子  人権推進課長  植木俊明  教育委員会事務局次長         前田 健  農業委員会事務局長         前田康博  男女共同参画センター所長         林 仁美 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明   主任   寺坂武文 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員  15番 谷口美佐子議員   16番 西尾節子議員              議 事 日 程 (第 5 号)               平成22年12月13日(月)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(森山大四郎君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は17名でございます。  定足数に達しておりますので、これから12月10日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(森山大四郎君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(森山大四郎君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、5番、下田敏夫議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎下田敏夫議員質問 ○5 番(下田敏夫君) 皆様、おはようございます。5番議員、下田敏夫でございます。通告に従いまして、町長に3件の質問をさせていただきたいというふうに思います。  最近、町内外、特に鳥取市だとか町外の方から、よく言われます。最近、下田さんは、ごっつい八頭町元気がええなと。いろいろ仕掛けして、おもしろい町になりょうらへんだかいやというような声を聞かさせていただいております。町内の方からも、いろいろ参加できる機会ができたという話も聞いております。  昨年4月に本町は、関西事務所を開設いたしました。それで、ことしの4月には産業課から産業観光課へと組織を改編され、衣がえをされました。また、10月17日には、関西八頭町会を設立されました。  最近、マスコミへの露出が大変多くなっております。きわめつけは、11月27、28ですか、町長が大阪県人会で講演をされたという。2年前から考えたら、覚せいの感のある出来事が起こっております。私は大変うれしくて、涙が出るほどうれしく思いました。本当に、御同慶の至りでございます。  また、昨日、若桜鉄道を使ってかかしの旅ということで、駅前活性化の事業が行われました。平井県知事にも参加いただき、町長、それから若桜町長にも参加をしていただきました。大変盛り上がりまして、2両の列車が満杯になると。かかしが53体乗りまして、保護者がおるわけですから、100人からの形になったということでございまして、大変盛り上がって、よかったのかなというふうに思っておるところでございますが、いろんな事業が行われておりまして、盛り上がるのは盛り上がっておるんですが、私が見ますのに、八頭町の観光行政というのはどこに行くんだろうかと。最終ゴールはどこなんだろうかということの情報が共有されていないのではないかという感じがしております。  そこで、今後の本町の観光行政につきまして、町長へ御所見をお伺いしたいと思います。  次の3点でございます。  まず、産業課から産業観光課にされた目的ですね。それから、これからの本町の観光行政最終目標、及びその将来ビジョンについてお尋ねをいたしたいと思います。  それから、町内には歴史研究会などがありまして、観光ガイドのグループだとかありまして、町内の資源を開発しようということで動いておられます。他町にも負けないすばらしい観光資源がたくさんございます。それの今後の生かし方について、基本的な考え方を町長にお尋ねをしたいと思います。  それから、関西への橋堡塔という形の関西事務所ができております。関西へのマーケットへの窓口としての重要度は非常に高いんではないかと思っております。関西事務所につきまして、今後の展開をどうされていくお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) おはようございます。  きのうの出来事といいますか、かかしでまちづくりということで、下田議員におかれましても、それぞれの立場で同行されて、賑やかく本当に平井知事をお迎えしてよかったかなと思っております。  若桜町も同じようなかかしをつくって、連携してやろうやというふうな話を町長に話しましたら、いい話だなというふうな応援等もいただきました。  そういう中で、観光行政を問うということで、5番、下田議員一般質問にお答えしたいと思います。  他の町村では、以前にも申し上げたかと思いますが、国の観光連盟に加入しておられます。八頭町も県の観光連盟には加盟はしておるんですが、県内では観光というだけの部分で、そういう部分に加盟しておられるのは半数ぐらいかなというふうに思っております。  産業観光課とさせていただいたときにも、産業という点が少し弱くなるんではないかという御意見もあったわけですが、産業課の事務分担としては、従前から農林業、水産業、内水面ですね、商工業、観光分野があるのは御案内のとおりでございまして、県におかれましても、観光立県を提唱されまして、鳥取因幡の祭典であるとか、世界の砂像フェスティバル山陰ジオパークの登録等々、県も挙げてやっていただいているというのが実際でございます。  我が八頭町もありましたように、関西事務所を開設させていただきまして、関西圏におけます八頭町の知名度のアップ、また、一朝一夕にはいけませんが企業活動企業訪問等もさせていただいておりますし、また、特産品の販売促進ということで、知名度がない、西条柿もあるんですが、関西面では少しおくれをとっている部分につきましての販売促進というふうなことで、やっぱり観光という文言がどこかに出てこないといけないだろうということであります。  また、観光課というふうなことで、独立したところまではなかなか難しいとは思いますが、そういうことで産業課の中に観光という二文字を加えさせていただきました。  ありましたように、農業は基幹産業ですが、これと連動するような観光面を八頭町としては生かしていきたいというふうに考えておるところであります。  御案内のように、豊富な特産物であるとか豊かな自然が残っております。これを都市部に繰り出していくにはどうしたらいいかということだろうというふうに思いまして、県のほうの観光連盟とも連携させていただく、県の関西事務所とも連携させていただく等々の中で、関西圏からのツアー等も実施もさせていただいておるところであります。  そういう中で、白兎の伝説というふうなことにも力を入れていただきまして、ウサギのオブジェが郡家駅前にもできましたし、また、案内所を兼ねた物流の拠点、展示場といたしまして、きらめきプラザも開設するなどをさせていただきました。  先週の土曜日、関西八頭町会の幹事会がございまして、町内の皆さんのところも訪問させていただいて、お世話になりますということでさせていただいておりますけれども、幹事会がありまして、私と副町長と総務課長、来阪させていただいて、いろんな情報を得る中で、次のステップに向けての話もさせていただいたところであります。  また、その日には大阪の天神町のほうできらめきプラザを中心とした花御所の販売、また、町内の販売品、特産品を販売させていただいて、ちょうど鳥取県出身の佐々木さんという方の奥さんがありまして、散髪屋さんなんですが、その前に警察の許可を取ったりして売らせていただいたというふうに、飛ぶように売れたようであります。そういう中で、まだまだだというふうには思いますが、やっとスタートラインに立てたのかなという感じを思っているところであります。  一つありますのが、八頭町、核になるものが、ちょっとぱっとしないというのがありまして、三朝なんかは温泉だと、ラジウム温泉だというふうなことやら、いろんなことがあるんですが、ここにどうポイントを絞ってくるかということだろうと思います。  それから、2点目の観光資源の利活用についてであります。  御案内のように、安徳の里、竹林公園、ふる森など、アウトドアスポーツを初めとする施設もありますし、八東のフルーツ観光園のような、個人・団体で楽しく体験できるところ、また、天満の桜や清徳寺等々、いろんな自然、景観が楽しめるところがあるわけです。そういう部分、観光マイスターの方にも立ち上げていただきましたし、受け入れ体制を十分にしていかないといけのではないかなというふうに思っております。  ありましたように、福本の古墳の70号墳、これは出土品が出ておりまして展示もしてあるんですが、状況が古墳形式になっていなくて、今もう山盛りの部分がないわけですね。それから、万代寺の郡衙につきましては、圃場整備の中に入っておりまして、当時の姿はないわけです。観光地として、その場に案内をさせていただくということはなかなか困難だろうとは思いますが、昨年、河原インター線の工事に伴いまして発掘調査を行いました奈免羅の西の前遺跡や上の遺跡から出ましたものをやっぱり今でも展示しておりますけども、何かまとめて展示できるようなことをすれば、観光面にも一つのポイントとしてつなげていけるんではないかなというふうに思っております。  次にあります水辺プラザ、既に旅行会社MOトラベルメルヘンツアーにツアーを企画していただいておりまして、団体客も年々ふえてきております。  今後、旅行会社等への売り込みを行っていきたいというふうには思います。幹事会でもありましたが、売り込むのはいいんだけど、ちゃんと来てもらって恥ずかしくないようなことにしとかないけんという話もございました。そういう意味で、先ほどありました、これは民間の方が運営しておられます美人温泉があるわけですが、水辺プラザとの連携、また、そういう中で温泉のほうでリフレッシュをしていただくということも可能なのかなというふうに思います。  その一環としまして、鳥取県と鳥取大学の後援によりまして、農協観光さんが来年2月に企画しておりますモニターツアーの商品としまして、竹細工でのマイ箸づくり姫路公園でのかまくら体験、また、その後、船岡の美人温泉というふうなルートでのツアーも行われているところであります。  関西事務所の今後の展開をどう考えるかということでございます。  昨年開設していただきまして、何とか今日を迎えておりますけども、八頭町では高齢化・過疎化が進む中で、関西圏での八頭町を売り出そうということで、小さな町の大きな挑戦だというふうには思っておりますが、初年度は人脈づくり情報発信販路開拓、交流の拡大、観光PRなどを中心に認知度高める活動をしてまいりました。同時に、商工会の皆さんや町民の皆さん方の協力をいただきまして、特産品の開発、観光ガイドの養成、地域観光資源の掘り起こしなどによりまして、先ほどありました神ウサギ観光商品としてつくり上げていただいたということであります。  ことしは2年目を迎えましたが、地方自治体を取り巻く環境というのは大変厳しくあるわけですが、これをいかに活性化するということだろうというふうに思っております。  関西八頭町会、拠点としてあるわけですが、先ほどありましたような部分で、応援団として、また、御意見・提言をいただく中で進めていかせていただいたらというふうに考えております。そういう意味で、物流の拠点であるきらめきプラザを開設していただいたんですから、ここを拠点とした観光商品開発観光ルートの設定、案内も含めまして、八頭町の八頭町らしさを発信していきたいなというふうに思っております。  今後、今、西条柿のリキュール、また、花御所柿ドレッシングドレッシングも大阪の方に、商売人さんにも見ていただいたりしたら、いまいちだと。もう少し開発を考えないと売れまいでという話もありましたし、この部分も忠告をいただいておりますので、製造元のほうにもお話もさせていただいております。いろんなことが出ますし、また、船岡でもタケノコを何とか来年の4月からということでありまして、このあたりも一つの中の特産品として考えていきたいというふうに考えております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) ことしの10月16、17、18と八東体育文化センター農林省企画官スーパー公務員と言われております木村俊昭氏を招いて、商工会が主催し、町が共催の講演会が開かれました。  たくさんの方に来ていただいたんですが、その中で、来られた方の中から、役場の職員来とったか、どこにおったえ、えらい少ないでないかいなという声が出ておりました。後で数えてみますと、10名だったということだそうでございますが、職員の方が少なかったということ。  それで、講演の内容が、できないをできるに変えるという形の講演でしていただいたんですが、なぜ3日間も鳥取市におられたかといいますと、18日の日は鳥取で内閣府の仕事で木村さんが鳥取市の職員を相手に講演されるということでございました。それを考えた上で、本町の役場の職員が少なかった。その声があったということについて、町長の感想をお尋ねしたいと思います。  それともう一点、講演会場ジュンテンドーの前の本屋さんが、木村さんの本を持ってきておられました。話を聞きましたら、講演会の席で売れた本の中では、今回が最高ですと。幾ら売れたんですか言うたら、37冊売れましたという話でございました。それくらい、話の内容がよかったのかなというふうに思っておるんですが、同僚議員の質問の中で町長も、人材育成基本計画があるという話をしておられました。この本をジュンテンドーの前の本屋さんが、ただいま好評発売中でございます。職員の方に推薦していただくお考えはあるのかどうか、2点についてお尋ねをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 私も出席はしておりませんで、申しわけないと思っておりますが、感想はと言われましても、ちょっとお答えできないというふうに思っております。  それから、本の販売の件ですが、それはあるところがわかりましたので、それは職員のほうも流させてもらったらと思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) ぜひ本のほう、職員の方にも読んでいただくようにお願いしたいというふうに思うわけでございますが、町長は、先ほど申し上げましたが、11月27、28ですか、大阪の県人会でフルーツ王国を目指したいという話をされたということが新聞記事に載っておりました。どういったものなのか、フルーツ王国に関する将来ビジョンというんですか、それをお聞かせいただきたいと思うんですが。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○町 長(平木 誠君) 基幹産業は農業ですから、フルーツばっかりではないんですが、西条柿一つとってみましても、島根県と鳥取県が広島の市場に出しております。量的には鳥取が多いんですね。その中でも9割が八頭町。島根県は加工品が多いということで、面積は島根のほうが多いんです。島根の中で広島市場を出しているわけですが、先般も佐々木さんだったでしょうか、こちらのほうに西条柿を売りにこられて、知名度がないというのもあるかもしらんけど、大阪の人は関西から来た人が多いと。関西というか西のほうですね、中国地方、岡山を含めて広島からと。  だから、そういう部分では、皆さんが味知っとんさるでというふうな部分やら、平種に負けるというふうなおそれはないというふうな話をされましたけども、今は生かで大体出しておりますが、何でもね。これを加工品として六次産業みたいな格好で一連のものをやっていくと。これには、フルーツが中心だろうというふうに思っておりますし、観光園にしましても、ことし初年度でまだまだ課題があるわけですが、ナシ、カキ、リンゴ、クリ、ブドウ、あるわけですけども、こういうものを外に打って出る、観光農園としてということになれば、フルーツの八頭町ということを前面に出していかないといけないでしょうということであります。  だから、フルーツばっかりではないわけですね。ここから発展的に米の問題、おいしい物がありますよというふうなことも発展してくると思いますし、その中で北村きのこ園さんとか、ひよこカンパニーさんとか、田中農場さんとか、いろんな方がいらっしゃるわけですね。こういうものを一緒になって、今総合的にやっていますから、ちょっと点々でばらばらのような感じですが、これが、できればきらめきプラザを中心に発信していきたいというところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町内資源の利活用についてお話をさせていただきたいと思います。
     昨年の9月だったですか、奈良県明日香村の牽牛子塚古墳、ここが斉明天皇の墓であるという話が出ました。大化の改新で知られます中大兄皇子の天智天皇、後の、その母親で二度も天皇に即位された方でございますが、斉明天皇でございます。女性の天皇でございますが、この方の墓が出てきて、八角形の墓は天皇家の墓であるという話になりつつあります。何と、八頭町にも八角形の墓があるんですね。先ほど町長が言われました福本70号古墳、これは変形の八角形の墓でございます。県の東部では、梶山古墳も八角形だという話をしておられます。それくらい重要な、非常にすばらしい、私は古墳だと思っております。  それから、万代寺の郡衙跡、これは前にも申し上げましたが、藤沢市の教育委員会が、藤沢市に65メートルの郡衙跡が出たと。これが日本一だと申請しましたところが、何と八頭町の万代寺郡衙跡が圧倒的な大きさで日本一であるということが証明されたわけでございます。  このような遺跡を今は陰も形もございません。これの復刻版をつくるという考えも一つの方法としてあるのではないかというふうに思うわけでございますが、町長はいかがお考えでございましょうか。  それから、先ほども言われました水辺プラザの件、それから美人湯の件でございます。水辺プラザにも団体のお客さんが、グラウンドゴルフをしに来られる。そのお客さん方は、お昼御飯は粟倉村で食べてこられる。それで、300円払われて、グラウンドゴルフされて、泊まりは神鍋高原で泊まられると。300円かという話になると思うんですが、ここらあたりを何とか、町長も先ほど言われましたが、町として活用できる方法というのを考えてみる必要があるんではないかと思うんですが、町長、御答弁をお願いできますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ちょっと確認ですけども、復元でしょうか。 ○5 番(下田敏夫君) はい。 ○町 長(平木 誠君) 復元する考えはございませんし、できないと思っております。福本の80号墳につきましては、調査済みですが、まだ報告書は出ておりません。それから、山自体がないわけですね、盗掘されています。  だから、そこから出ました物については、今、八東のほうにありますね。あるんですけども、こういう物をそこのみならず、ほかから出ました物も含めて、一つの屋根の下に、もう少し広いところですね。今のところは、なかなか利便性が悪いなと思っていますから、そういう部分は展示はできるなというふうには思っておりますが、復元は考えてはおりませんし、できないと思います。  それから、水辺プラザ、美人湯の連携ですが、あくまで美人湯につきましては、民間の方がやっておられるものであります。だから、経営的にどうかわかりませんが、話はできるなというふうには思います。  だから、宿泊施設まで、町はバンガローとかそういうものはあるんですが、私は滞在型の観光は考えていないというふうに申し上げたいと思います。だから、因幡全体で回らせていただいて、八頭町にも寄っていただくというふうなことでないと、なかなか前には出れないのかなという感じはしております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 先ほど申し上げましたが、町内、最近いろんな事業が行われております。先ほど申し上げましたかかしであるとか、来年はうさぎ年であるものですから、神ウサギをどうやって売り出そうかとか、それから隼駅を守る会、それから農商工連携、それから、天神橋の話も出ましたが、食材供給、それから観光ガイドの会、それから歴史研究会、軽トラ市、きらめきプラザ、それから日本一の柿づくりですね、それからグリーンツーリズム、田舎暮らし、それから大阪の住吉阿倍野区の祭りに参加するとか、いろんな事業が行われております。  この事業を見ますのに、皆さんが一生懸命やっていただいておるんでありますが、それぞれのベクトルが全然違う方向を向いておるんではないかという考えを持っておるところでございます。町として、一本の方向にどうやって向けていくかということが必要ではないかというふうに考えます。  先ほど、町長もおっしゃられましたが、農業と連携した観光事業でなけらにゃいかんということであるのであれば、フルーツ王国の話もございました。この八頭町をどうやって全国にどうやって売っていくかという、八頭町の地域戦略というものが必要ではないかと思うわけであります。  そして、その地域戦略の中で、八頭町を丸ごと売ってブランド化していく、これが必要ではないかというふうに思います。町長のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今、観光面につきましては、先ほど申し上げましたように、一歩出たというところでございまして、それをまだまだ集約的に方向づけの中でできてないというのは確かであるいうふうには思っております。  今、私は、ばらばらのような感じがしておりますが、この点が面につながってくると思いますし、一番は、ここのまとめるところはどうなのか。観光協会という柱の中で、本来ならば農業も含めたところの農工商連携の中でやっていくべきだろうというふうには思いますが、これから、その詰めをさせていただく時期に来るというふうに考えているところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長おっしゃいますように、だれがトータルのコーディネートするか、これが町の今後の課題だろうというふうに私も思います。  ぜひ、町長のほうでその知恵も出していただき、それから、協働という形で町民の方と組んでいただきまして、速やかに前に一歩、二歩進める体制をとっていただくよう強く望みたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  町長は先ほど、滞在型の観光は考えてないという話でございましたが、子ども農山漁村交流プロジェクトについてでございますが、これは総務省、農林水産省、文部科学省、3省が平成20年4月から合同で行っているプロジェクトでございます。何のためのプロジェクトかといいますと、農山漁村でのさまざまな体験を通じた子供たちの生きる力の育成、これが大きな目標でございます。  また、都市と農山漁村の交流を創出することによって、農山漁村の地域の再生、活性化を図ろうという意義のもとでされておるものでございます。どういうことをやるかといいますと、小学生が行う長期宿泊体験活動、これは民泊という形でございます。民宿という形になりますと、旅館業法ですとかいろんなものが出ますので、民泊という形で進めようというものでございます。  それからもう一つ、農山漁村で自然体験、先ほどもちょっと町長のほうから話がありましたが、竹細工をしたりとか、農作業を経験したりとか、そういったものの体験を行って、子供たちにそういう体験を実感していただくということが目標であろうかと思っております。  この八頭町、本町は、関西から見ますと、鳥取自動車道ができました。スーパーはくと・いなば、26本とまります。それから、余りある豊かな自然環境、きれいな水、おいしい空気、温かい人情、これが売り物になるんではなかろうかというふうに考えております。  町として、このプロジェクトに取り組まれるお考えがあるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の子ども農山漁村交流プロジェクトについてであります。  このことにつきましては、豊かな自然や環境、美しい景観を有する農山村に対します国民の価値観が大きく変わってきているというふうな中で、農山村地域への定住、地域間交流などへの関心の高まりができた中で、子供さんたちの力強い生きる力を支えるという教育的効果をねらうとともに、これらの方々が、農山漁村体験学習の場として活用することで、過疎化・高齢化が進行している農山漁村の活性化を図ろうということで、長期宿泊体験活動を行うというふうな中で、文部科学省、総務省、農林水産省の3省が連携するこのプロジェクトについてであります。  本町、第一産業を柱に新鮮な農林水産物がありまして、きれいな空気と美しい山河がありまして、豊かな自然環境が今も残っておりまして、農林業体験、川遊び、また、史跡等文化財も多くあります。  ありましたように、自動車道の開通によりまして、関西圏から1時間半、スーパーはくとも2時間20分ぐらいですね。そういう中で、アクセス面でも立地的には恵まれていると思っておりますし、また、送り出される側としては、命の大切さへの関心、環境保全の意識の向上などの効果があるというふうなことでありますし、受け入れ側につきましても経済効果がある。また、そういうことによります交流がふえ、活発になるというよい面もあるようでございます。  本町では、旧の船岡町のときから続けております東京の武蔵野市との交流体験があります。ことしも8月20日から22日にかけまして、船岡地域の中村集落に4家族、10名の親子の方が訪問されまして、4軒の農家の方に民泊をされる中、川遊びや農業体験など、自然を満喫して帰られたそうです。これは、八頭町と岩美町のルートの中で、そういう設定がしてありますし、若桜、智頭につきましても別ルートで鳥取県内こういうことをやっておられます。  町としましては、今後このような内容、研修を行う農家民泊の応援指導、育成などを目的に、1市4町で立ち上げました鳥取因幡グリーンツーリズム推進協議会に参画しておりまして、現在、1農家の方が会員になっていただいておりますが、引き続き会員さんの勧誘を行い、興味を持たれる農家、団体の呼びかけを行いまして、この協議会から一人でも多くの農家が育ち、より多くの受け入れ体制が整備できるよう、支援を行ってまいりたいと思っております。  さて、子ども農山漁村交流プロジェクトですが、これはなかなか難しいですね。小学校5年生一学年程度を派遣したいという中で、原則的には1週間、4泊5日、その中の一日を農家の方々のところに泊まってください。ふるさと生活体験ですね。20年から5年間の時限立法でありますが、今現在、事業仕分けにかかっているようです。中で、なかなかやっぱり進まないというのは、受け入れ体制がきちっとできないと、送られるほうも心配ですし、このあたりがあるのかな。  それから、人数が一クラスの一学年が何組あるかわかりませんが、学年クラス単位でしても30名から35名は受け入れなくてはならないというふうなことなんです。  だから、まず、そういう受け入れ体制をきちっとやらなくてはなりませんし、それから手間が要るわけですね、ここに。そういう方々をどう育成するかと。これは、農山村交流プロジェクト以外のことにつきましても、何かそういう部分が八頭町として欲しいなというふうには思っているところであります。  けれども、これはすぐにはなかなかできないというふうに考えております。準備がなかなか大変であります。ある程度の規模が要ると。10軒ぐらいの農家の皆さんが賛同していただかないと、1軒の方に四、五名泊まりますから、そういう格好になるのかなというふうには思っております。今後の仕分けを注視したいなというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) ことしの8月2、3、4と、この3省合同のプロジェクトに関する研修会がございまして、私行ってまいりました。全国から16の市町村の方が来ておられました。ほとんどの方が役場の職員でございまして、民間だけで来ましたのは八頭町だけでございました。鳥取県では、伯耆町の方が来ておられました。  この研修会で受け入れ側と学校側、参加させる側、両方に分かれて研修会を行いました。町長から先ほどもありましたように、いろんなメリットもあるんですが、当然デメリットもあるというのは、あるということでございますが、子供たちが行きて喜ぶこと、これはたくさんあるようでございます。そして、地元の方も、確かに町長がおっしゃいますように、受け入れ側の体制も大変なんでございますが、町長が先ほど言われました町の観光行政、農業と連携してということでございますが、例えば、成功した例で話をされた方があったんですが、三方五湖を中心にしてやっておられるところなんですが、春に子供さんに植えつけ作業を経験させると。そうすると、秋の収穫のときには親子で来られるそうでございます。それで、秋の収穫に呼んだ子供たちは、来年の春の植えつけがしたいということで来られるそうでございます。  そして、町長がおっしゃられましたように、都会の方から見れば、つくっておられる方の顔が見える農作物、これは安心・安全な食べ物であると、そういうことで、民泊をされて帰られた、たった1回のつき合いでございますが、それが続いていきて、町の農作物が出荷できる。出荷できるというのはおかしいですが、直接来られた方の家庭に送ることができると、こういうところがメリットだと。それで、大きくなったら、やっぱりまた来られるそうですね。  だから、民泊という形でございまして、大体1軒の家に3人か4人で泊まられるそうでございます。それで、民家に落ちる費用というのが、大体1人6,000円ぐらい。そうしますと、3人ですと1万8,000円、1泊でですね。これを年に2回、3回されますと、年間に何十万円かになるという話でございました。それで、受け入れ側の高齢者の方も、子供たちが来て非常に元気になられるというような話もしておられました。  私は今、学校統廃合の問題でいろいろ町内でも議論がありょうるところでございますが、例えば、大江の地区で協議会で立ち上げていただいて、研究していただいて、森下広一の里、これだけで私は売り物になると。そこで、きれいな水、おいしい空気、温かい人情、こういったものに都会の方に触れていただくような、そういった方法も一つの方法として考えられるんではなかろうかというふうに思っておるわけでございます。  いろいろ町長がおっしゃられましたように、実際にしようと思ったら大変難しいことがあろうかと思うんですが、先ほど言いましたスーパー公務員、木村さんの言葉でございます。できないをできるに変える。そのためには、何をしたらええのかということだろうかと思います。  町長に今後、先ほど難しいということを言われましたが、再度、今後のやり方についてお考えをお聞かせ願います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど、八頭町でも一農家の方が参加しておられるという話をさせていただきました。この方は、2年ぐらい前からしておられる方でありまして、宿泊の3,000円ぐらいだとお聞きしておりますが、こういう方がふえてきていただきたいなとは思います。  この事業に乗ろうとすれば、早速のことにはならないと思います。ありましたように、従前から体制づくりができてて、この補助制度ができて乗っかられるのはスムーズにぱっと行けると思いますが、今の部分をなかなかクリアしていこうと思ったら、相当な準備体制、農家側の皆さんもそうですし、それから、こちら側の受け入れ体制、ほかの部分がたくさんありますから、これをきちっといくスタッフが必要だと思います。  だから、やろうと思えば、その目的に向かっていくわけですが、今の段階では、この事業に私は乗れないというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 大津に行きましたときに、山形県から鮭川村というところからお越しになられた方がいらっしゃいました。高橋淳さんという方でございますが、NPOネイチャーアカデミーもがみの事務局長の方でございますが、この方が言われたんですね。「下田さん、下田さんところはいいですね」「何でですか」って言ったら、「だって因幡の白うさぎ、八頭町ですと言ったら、もうそれだけで全国の皆さん御存じですよ」と。「私のところなんか、山形県鮭川村、おしんのドラマになったところですと話をしても、最近ではおしんを知っておられる方が高齢者になってきよる」ということでございまして、「一々説明せんといけん」と。「その点、下田さんとこ、八頭町ええですね」と。「因幡の白うさぎと言えば、ほとんどの方が知っておられます」と。「それだけで大変なアドバンテージがありますよ」という話をしておられました。  この方にいろいろ話をさせていただきましたら、鮭川村はこのままではだめになると。衰退していくということで、鮭川村地域戦略会議というのを町で立ち上げていらっしゃるそうでございます。そこの参謀総長をしておられると、この高橋さんという方がですね。  それで、どういうことをやっているかというと、先ほども申し上げましたが、鮭川村を丸ごとブランド化して、全国に売っていこうと。そのためには、戦略が必要だということでございまして、東京のほうから戦略化の専門家、これを呼ばれて、戦略会議を始められたそうでございます。3年ぐらいになるという話をしておられましたが。それで、ある物すべて、鮭川村にある物をみんな売っていこうという考えのもと、村を挙げて実行しておられるという話でございました。なかなかきちんとした考え方を持っておられる方でございましたし、すごいなというふうに思ったわけでございます。  本町においても、先ほど申し上げましたが、町長言われますように、農業と連携してどんどん八頭町を売っていこう。そのために私は、10年間ぐらいの戦略、3年ごとの戦術というのが必要ではないかと思うんです。  本町においても、そういったものをつくっていかれるお考えがあるのかどうか、町長にお尋ねしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今現在では考えておりません。  そういう中で、先ほど木村さんの話もあったんですが、町としてどういう方向に進むというのは、確かに必要だと思いますし、先ほどありましたように、今、点のところが面になってきつつありますが、そういう部分で、八頭町として、八頭町は大きいですから、そこの村はどのくらいですかね、規模はですね。村としてやっていくという方針を出されて、ほかのところもちゃんと事例は私知っていますけども、それは議会も含めて、町が先頭になってやってきておられます。  そういう部分では、見習うところは見習わせていただきたいというふうには思いますが、今の時点では、そこまでは考えてはおりません。今後の課題だと思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 先日、日本海政経懇話会で倉吉で、島根県の隠岐島島前の海士町の町長、山内町長がお越しになられまして講演をされました。今、町長の話を聞いてて、ちょっと寂しいなと思いよるんですが、その山内町長は、NTTの営業マンで町議を経られて町長になられた。今、8年目だということでございますが、この町長が言っておられました。海士町の禁句、お金がない、例がない、制度がない、だからできない、これは海士町の禁句だそうでございます。  スーパー公務員の木村さんも言っておられましたが、できないをどうやったらできるか、これが知恵と工夫だろうというふうに思うものでございます。いろいろ条件的に難しいものがあろうかと思うんですが、そこをどうやってやっていくか、この姿勢が大切ではなかろうかというふうに思っております。  ぜひ町長、それこそ町長もいろんな思いをお持ちで、フルーツ王国のことまで言葉にしておられます。町として、今後の行政についてきちんとした戦略をぜひ立てていただきたいということを強く望むものであります。  それでは、次の次年度の予算編成について質問をさせていただきます。  月日のたつのは早いものでございます。平木町政2期目、前半の2年が終わろうとしております。景気回復のおくれ、不安定な政治、社会情勢、それから天候異変による農作物の不良等々がありまして、来年度の税収も大変厳しいものが予想されるわけでございますが、次年度予算編成をどのようにされるのかお尋ねをしたいと思います。  また、少子・高齢化によって、医療費を初めとする社会保障費の増大等、前みたいにあれもやる、これもやるということでなくて、やっぱり選択と集中、選択とバランス、これを念頭に置いた行政運営が求められている中、来年度の行政運営、財政運営をどのようにしていかれるのか、町長に御所信をお伺いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、3点目の次年度予算編成についてということであります。  金がないと言ったらいけんという話だったんですが、ちょっと出てきますので、御容赦願いたいと思うんですけども、平成23年度の予算編成につきましては、雇用経済情勢の引き続く低迷と景気回復が見込めないことから、住民税の増加が依然見込めない状況であります。  また、依存財源を大半にしています地方交付税も総務省の概算要求段階では、出口ベースでは前年対比0.2%の要求となっております。  歳入の増額については、先ほどありましたように、なかなか厳しい状況であります。歳出面につきましては、子育て支援施策や高齢者施策の推進に係る社会保障費の増大と、今後光ケーブル、今敷設しておりますが、維持管理経費が新たに必要になってまいります。経常的な一般財源が、今後とも増大してくるということが見込まれます。  また、本年度から着手しております学校給食共同調理場の建設につきましては、23年度には本体の建築工事に取りかかることにしておりまして、相当の一般財源が必要となってまいります。  投資的な経費につきましては、20年度から国の地域活性化諸施策が打ち出されまして、生活対策臨時交付金、経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金などを活用させていただき、さまざまな地域活性化事業に取り組んでまいりました。  八頭町に配分されました交付金は、総額約26億5,000万円でありますし、おかげさまで45億5,000万円余りの事業費をもちまして、公共施設の耐震診断から補強・改修工事、町道等の危険箇所の工事など、数年分の事業は前倒しして実施させていただいたと考えております反面、公営企業会計の起債の償還が本格化しているところから、特別会計への繰出金が増加の見込みとなりまして、また、一般会計でも合併特例債の償還が始まります。経常的な部分がふえてくるということでありますし、ありましたように、合併し7年目を迎えようとしておりますが、4年後の平成27年度から普通交付税の合併算定がえの特例措置が5年かけて約8億円、今現在ですね、が減額されてまいります。  そういう部分で、今後徹底した経費の抑制、今もしておりますが、不可欠となってくるというふうに考えております。  個別的には、いろんな賃金、旅費、需用費、委託料などの物件費につきまして、さらなる見直し。また、いろいろ各種団体の補助金につきましても、御苦労をかけておるわけでございますが、事業実績の実証も十分に行わせていただきたいなと思っております。  また、会期中ではございますけども、今月の中旬より、各担当課長からの聞き取りを行いまして、年明けには予算査定作業に入る予定でございます。査定の中では、町民皆様方の安全・安心を守るための緊急を要するものから実施、生産・経済活動の積極的な後押しとなる各種支援策や、安心して子育てや老後の支援ができる町となるよう、各事務事業を精査し、平成23年度予算編成をいく方針でございます。  行政運営をどのように進めていくかでありますが、ありましたように、行政に対します町民の方々のニーズは多様化・高度化しております。地方分権の進展に伴いまして、行政を取り巻く環境は大きく変わってまいりました。八頭町では、18年9月に行政改革大綱、集中改革プランを策定させていただき、いろいろな事務事業の見直し、また、民間委託なども推進をさせていただいておるところであります。この集中改革プランの見直しは22年度ですので、23年度は、また新たなプランを立てたいと思っております。  今後とも、町民ニーズに対応した行政サービスの向上を図るために、行政運営の効率化の推進はもちろん、情報の公開、透明性を確保しながら、町民の皆さんの御意見、提案を取り入れ、信頼される行政運営を展開することが課題であると考えております。  今後とも、町民と行政をつなぐ広報・広聴活動や町民参加を積極的に進めるとともに、親しみやすいまちづくりを推進します。具体的には、広報やずやホームページ、ケーブルテレビなどを通じて行政情報を積極的に提供させていただきたいと思っております。  西尾議員からも、町民の方の参加手法につきまして御質問がございましたが、各種委員会、行政懇談会などを引き続き充実するとともに、今後のまちづくりの基本的な枠組みといたしまして、自治基本条例の制定・運用によります町民と行政の役割分担と、協働によりますまちづくりを推進したいと考えているところであります。  次に、効果の高い施策の選択や効率的な施策実施、安定的で柔軟性の高い財政基盤の確立など、効率的で効果的な行政運営に向けて取り組みたいと思います。  多様化します行政需要に的確に対応できる組織体制、分庁方式を確立し、職員研修の充実によりまして、職員の事務能力や幅広い視野、創造性を高めるということに努めてまいりたいと思いますし、また、主な事業などにつきましては、事業を評価するシステムを導入し、より効果的な行政運営に努めたいと思います。  いずれにいたしましても、財政的な制約はありますが、行政運営の基本には、PDCAサイクルで町民の方のニーズの把握、計画・実施につきまして、議会、町民の皆様からの意見を踏まえながらサービスを確立する必要があると考えております。  財政運営をどのように進めていくかであります。  財政運営につきましては、平成21年度末に総合計画後期基本計画を策定いたしまして、財政計画の中期的な目標値をお示ししているところであります。経済情勢が不安定なこと、国からの普通交付税も交付税特別会計の借入金償還が始まることなどから、見通しが厳しい状況ではありますが、将来世代に負担を残さないよう、起債の発行額を調整しつつ、事業実施してまいりたいと思います。  また、保証金免除、繰上償還が平成22年度から24年度まで追加で行われることとなり、将来の負担を軽減するためにも努力しております。  平成23年度につきましては、先ほども申し上げましたが、計画しておりますように、学校給食施設の建設を主に行ってまいります。当初予算は、基本的な年間予算としておりますが、制度改正、災害、その他緊急事態、やむを得ないものにつきましては、その都度皆様方に御相談させていただきながら実施してまいりたいと思います。  平成21年度決算では、地方税、財産収入などの自主財源が2割を切っております。また、経常経費も84.9%と高い水準で推移しております。  今後におきましても、財政状況を町民の皆様方にわかりやすく情報提供させていただく中で、行政改革と財政の健全化を着実に実施したいと考えております。また、町民の皆さんの一体感の醸成、行・財政運営のさらなる効率化を進める必要があると思っております。  財政基盤の強化を図るため、町税の確保や各種使用料の徴収など、一層の徴収率の向上を目指したいと思っておりますし、本定例会にも上程しておりますが、各種行政サービス料金の適正化など、町民の皆様方の御理解と御協力を得ながら進めてまいりたいと思っております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長におかれましては、大変丁寧に方針について話をしていただきました。ここに平成22年10月15日、総務課長付で課長各位、平成23年度予算の編成についてという文章がございます。この中に、先ほど町長が言われたような方針というのは、一つも書いてございません。書いてありますのが要求期限、平成22年11月29日、要求方法、本課の一括計上を原則とするので、各支所、各課の連携を十分に図った上で予算計上をお願いしますと。保育所、学校関係は別途協議。留意事項、補助金については、平成21年度決算書及び22年度決算見込み書を予算要求書の添付資料として提出してくださいと。その他、入力については11月4日からお願いします。新たな科目、事業が必要な場合は、財務係まで連絡くださいと。  これが、予算編成の書類なのでありましょうか。これは、事務処理をするための伝達事項ではないのかなというふうに、私は思うわけであります。経営方針といいますのは、次年度の町の経営をどうやっていくかという、町長の意思表示だと。通常、3月議会で所信表明、施政方針という形で発表されるわけでございますが、町の活動のもととなる予算は、事務事業という活動と、それから金額で方針を示したものだというふうに思うわけであります。  ということになりますと、当然に、組織の中では方針が先にあるべきではないかというふうに思うわけでございます。予算編成のときに、その方針がない。どのような編成になるのでありましょうか。方針に従って目標に進むという、民間ではごくごく当たり前のことが、行政で行われているのでありましょうか。  再度、町長につきましてお尋ねをしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。
    ○町 長(平木 誠君) 予算編成方針につきましては、もちろん予算を組み立てているわけですから、それぞれ各課で継続事業がありますし、それから、将来展望の中の事業というのがあるわけです。  おっしゃるように、あれとこれとこれはやりますよというふうな町長方針もいいわけですけども、いろんな部分で今まで進んできておるわけですね。ちょっと文章を今取り寄せておりますけども、もう少し詳しく書いてあるというふうには思っておるところであります。  だから、これから査定に入るわけですが、これは県でもそうなんですね。国でも特別枠はできたんですけども、県でも一応の方針というのがあって、各課、各部でやるわけですね。課長査定、部長査定、あと副知事、知事に上がってくるわけですが、やり方というのは、財政をにらみながらするわけですから、限られてくると思います。  だから、新規事業で町長が発信する部分というのは、読み取れないと言われればそうですけども、町の事業としては、ある程度の方向性というのは、それぞれの議会でもお話させていただいておりますけども、状況は決まっているわけです。余り選択肢はないというのが事実です。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長おっしゃられますように、別添の資料という形で出ておりまして、先ほど言いましたものにつきましてですね。この中に、一応具体的な話として出ておりますのが物件費、賃金、旅費、需用費、委託料については、事務事業の見直しを行い、創意と工夫による5%削減した金額を計上することと、こういう項目があるわけでございますね。これくらいかな。後は本当で事務処理の伝達事項にしか見えないようなもんだというふうに私は思っております。  このような編成方針について、このような文章では、編成方針自体が形骸化してしまっておるんではないかと。実質的に予算要求の事務処理の伝達、これしかないなというふうに思うわけでございますが、やっぱり具体的なものが予算編成になかったら、町民の皆さんは非常にわかりにくいと思うわけですね。議会としてもそうだと思います。  また、前年度予算要求書をコピーして修正する。9月の決算議会のときだったですか、何だおい、前年度の分と文字が並べかえてあるだけだがなというような話も出ておりました。そういったことにもなりかねない。実質的な予算内容の見直しが行われない不十分なまま、要求書が提出されているのではないかという危惧を抱くわけでございます。  それにつきまして、町長、御答弁をお願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほども申し上げましたが、21年度の決算では、地方税、財産収入の自主財源を切っております。18.2%であります。  それから、経常経費が84.9、85ですね。通常の維持管理費が85%要るんです。あと15%。その中でいろいろ各課で創意工夫しております。できるものなら全部、要求どおり出したいんですが、毎年10億円から、査定の中で落ちていきます。10億円ですよ。予算要求が、予算規模にあわせて10億円多いんです。  だから、そういう部分では、まずもって需用費を努力はしていますが、より以上に考えていかなくてはならないということであります。  だから、安易な計上の仕方はだめですよということなんですけども、予算要求編成について、全部読んでいただいたでしょうか、最後まで全部、この中、何ページか。  そういうことで、予算というのは、町長査定まで上がってくるんですが、町長査定、副町長も含めまして、ここで施策が入ってくるというふうには思っております。  だから、施政方針の中では、今決まってないことを書けれませんからね。施政方針では、きちっと述べさせていただきますけども、今は中途の段階でして、基本的に各課で考えられるものを出しなさいという意味合いであります。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長にお尋ねしますが、予算というものは、何のために配られるものでございましょうか、町長のお考えをお聞かせ願います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 予算というのは、限られた財源の中で、考えられる財源の中で収支を合わせていく。その中には借金もあるわけですから、借金がどうなのかというのを毎年チェックしないと、公債比率が上がってくるわけですね。  だから、すべてのものを考えていかないと、ことしは、では貯金が10億円あるから10億円崩しましょうというわけにならないわけです。だから、平準化して考えていきますから、このあたり、おっしゃいますように、突発的なことは別にしましても、方向性の中で職員が考えられるという部分があるとすれば、それは既に通達は出しておりますから、考えてもらいますし、ありましたように、予算要求が少なくて困ったということは一度もないんです、ない。だから、経常経費は絶対要るわけです、これは、福祉に関しましても、ということで御理解願いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 町長は、さすが実務家だけあって、非常に細かいとこまで話していただきましたが、私が申し上げたかったことは、予算というのは、私は町の将来像、人が輝き 集い 夢広がる八頭町、これを実現するための年次の計画ではなかろうかというふうに思うわけでございます。  本町におきまして、当然に長期総合計画が立ててあります。五つの政策、23の施策、それに伴う事務事業がたくさんあるわけでございます。おっしゃられますように、経常的な費用、継続的な費用、当然にあろうかと思うわけでございます。自由に使える制限のない一般財源をどう使って、将来の町の実現に向かってやっていく、これが経営方針ではなかろうかというふうに私は思うわけでございます。  先ほど言いましたが、町長、平木町政2期目の前半2年がもう終わろうとしております。後半2年の仕上げにかからないけん時期だというふうに思うわけでございます。その段階で、町長のやりたいことが町民の方に見えない、このことはいかがなことかというふうに思うわけでございます。町長、御答弁をお願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 経営方針はいいんですが、やっぱり現実があるわけですね、現実が。いっぱいしたいことは、だれでもそうだと思うんですよ。この現実の中で将来の夢を予算に組み込むにはどうしたらええかというのがあるわけですが、ありましたように、見えない方がいらっしゃったら、見えない、仕方ないと思います。私は、私なりにやらせていただいております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) ない財政の中でどうやってやっていこうかということを考えたときに、どなたに町長は協力を求められるのでしょうか。私は、町民の皆さんに、今年度はこれをやりますと、ここの部分は我慢してくださいと、こういうことを言われるのが行政経営ではなかろうかというふうに思うわけでございます。町長のお考えをお聞かせください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) では、有害鳥獣の補助金あります。何年もしてきました。もう来年からありませんよ。5割ですよ。そういうことに現実がなるんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 何かいつものパターンになりつつありますもんであれなんですが、私が申し上げたいということは、総合計画というのは、基本構想があって、基本計画があるわけでございますね。基本構想というのが目的であって、基本計画というのは手段だと思うんです。  それで、基本構想の中に、先ほど言いました町の将来の姿があると。それをどれだけ実現できたか、これがやっぱり平木町政の評価として、選挙のときに町民に問われることだろうというふうに思うわけでございます。  政策につきましては大きな課題でございまして、これは具体的にどれだけ解決できたか、これが評価になろうかと思うわけでございます。施策についても、具体的な課題として、どれだけ解決できたか、これを町長は町民に問うべきだと。これが町長としての、トップとしての責任ではなかろうかと。  それで、事務事業というのは、その課題。政策、施策の課題を解決するための手段でございますから、決算のときにはどれだけの有効な手段だったか、これを判定するのが我々の仕事ではないのでありましょうか。  町長、ちょっと考え方は違うし立場は違うものですから、いつもすれ違いの議論に至ってしまうんですが、私とすれば、町民の皆さんにわかりやすい予算というのは、どうしても必要だというふうに思うわけでございます。そのときに、町長言われましたように、非常に経常収支比率が高い中でございますから、町民の皆さんにわかりやすい予算を組んでいく。これは、すぐには難しいとは思うんですが、町の総合計画に沿った政策、施策。政策別の財源の配分方法、この導入について検討していただきたい。これをぜひ導入していただくようにお願いしたいと思うんですが、町長の御意見をお伺いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 一つ誤解があると思うんですが、経常経費というのは、職員だけの経費ではないんですね。これは、町民の皆さんが今、予算的に組ませていただいている部分も含めて、経常経費なんです。事務費ではないですよ。  だから、ここの部分というのは、今までどおり議会の皆さんと議会の中で議決をしていただいて、予算も組ませてもらっておりますし、では、今の経常経費をどこから減らすかということがあるわけですね、あるんですよ。では、商工会の補助金1,000万円、来年から500万円にしよう。実際できますかね。それから、医療費ですね。こういう部分の町負担を一切持ちませんとかね。経常経費はそうなんですよ。事務的なものではないですよ、経常経費は。  後期高齢者でも介護保険でも、自分のところの負担部分というのは決まってるんですね。介護だったら12.5%は絶対要ると。こういう部分は既に経常経費なんですよ。  だから、ありましたように、裁断をすれば、それはできるかもしれませんが、不要なものは町民の皆さんにも我慢していただくということになろうかとは思います。どことも困っていますのが、福祉の年々福祉が何%かふえていますね。通常どおりでは、もう財政もたないんです。  そういうことがありますので、施政方針ではきちっとわかりやすいように、それはさせていただきたいというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) いろいろ申し上げましたが、私が申し上げたいことは、予算編成の資料を見させていただき、町長の答弁を聞いておりますと、どうも手段である事務事業をすることが目的になっとりゃせんかという思いを強くするものであります。  町長の答弁聞いておりましても、必ずその話になってしまって、できません、できません。先ほど言いましたスーパー公務員さん、できないをできるに変えようやという話でございます。  再度、町長にお尋ねいたします。  事務事業が目的になってるのかどうか。そして、来年度の予算編成へ向けて、再度強い経営方針を述べていただきたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 改めて申し上げたいと思いますが、経常経費というのは、役場の執行部側の経費でなくして、町民の皆さんが今享受しておられる部分もほとんどなんですね、85というのは。それは絶対、義務的経費なんですよ、義務的経費、絶対。後の15%が、では裁量権でできるかという話があるんですね。あと15%。ここに政策が入ってくるということで、ありましたように、町としての方向性、取り組みというのがここにあらわれてくるというふうには思っております。  だから、今度の施政方針では、同じことをいつも書いておんなるなという一般質問があったんですが、町としてこういうところに継続的にやっていくし、新たな問題はこういうのがありますよというのは、きちっとさせていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 下田議員。 ○5 番(下田敏夫君) 最後になります。  申し上げましたが、要は、町民の皆さんにきちんとわかりやすく説明できる予算をぜひ組んでいただきたい、そのことを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、5番、下田敏夫議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前10時42分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 会議を再開いたします。   (午前10時51分) ○議 長(森山大四郎君) 次に、3番、桑村和夫議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎桑村和夫議員質問 ○3 番(桑村和夫君) 改めまして、こんにちは。といいますのが、私、ふだん晩なりましたというような時間に登場しておりまして、今回このような赤々とした時間に登場は初めてですので、心はやぶっております。町長と何かありそうな気がしてなりませんが、そういうことにならないように私も考えておりますので、よろしくお願いいたします。  議長の許可を得ましたので、通告しております2点について、町長に質問していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  始まる前に、先日のかかしのときの、私の名前がちょっとぐらい町長出していただけたらありがたかったんですが、実は私もかかしの製作者の一人でして、きのうは2体男女、1名は私より大分上の設定をしております。頭のぐあいは、ちょうど町長と負けんぐらいの、頭の格好をしておりましたし、もう一人は、また二十ぐらいの女の子をつくっていきましたというようなことがありまして、きのうは、郡家駅から若桜まで、私のつくった二十のかかしを知事が抱えて、ずっとあそこまで乗っていってもらいましたので、後から、どこかに帰ってきたら、それを見られる機会があると思いますから、これは知事がぎっちり抱えていったかかしだったということです。余談です。ぜひ、皆さんに聞いていただきたかったことであります。  それでは、最初に質問を用意しておりますのは、防犯灯の管理についてであります。  去る9月24日、全員協議会で防犯灯の設置・管理及び電気代の使用料負担について報告がなされました。旧町で扱いが違っており、実態調査が済んだので、一本化したいという提案でありました。合併協議会では、旧町で扱いが違う防犯灯の設置・管理、電気代使用料の負担について、5年以内に統一化を図るとされておりました。あと3カ月もすれば、丸6年たとうとしております。今日に至った理由、それから、またどのように一本化するかについて、次の点についてお尋ねをいたします。  まず1点目、今日に至った理由。これは、具体的に話していただきたいと、よくわかるように。  それから2点目、旧町の扱いはどのように違っていたかということも、やっぱり具体的にそれぞれの町の対応を答弁していただきたいと思います。  それから3点目、実態調査はどのようになされたかということ。  それから4点目にして、どのように一本化を図られるのかということについてお尋ねをしたいと思います。  私が通告しております11月24日、出すときに、それ以降に区長あてに説明会が行われたということがあります。これは、11月29日に郡家地域はなされたと思いますので、ちょっとこのあたり、そういうなんで書いてありますし、説明されたというようなこともお聞きできればなと思っております。  以上で、まず最初の質問とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 改めまして、こんにちは。  それでは、3番、桑村議員の一般質問にお答えしたいと思います。  防犯灯の管理についてということで3点ばかりいただきました。先ほどはすいませんでした。一緒に若桜鉄道に乗っておりながら、紹介を。  ありましたように、この問題は、ちょっと私が指示がおくれたというのは確かにあると思います。合併協議会では、5年以内に調整するようになっておりまして、各種補助金、防犯灯に係ります、街灯に係ります補助金につきましては、統一させていただいております。ここの部分だけ、防犯灯に関してできてなかったということであります。  初め、私はもっと簡単にできるのかなというふうに思っておりまして、各町に台帳があったり、それから、お聞きしましたのは、10戸に1個ぐらいの感じだろうやと、八東地域です、特に。そういう部分がありまして、安心といいますか、そんなに時間はかからないんだろうという認識がありましたし、指示も出しましたのも5年目を迎えておりました。  そういう部分で、実際に動き出してみたら、なかなか一本一本の街頭がわからないというふうなことがありまして、中国電力に防犯灯の設置基準等の依頼も行いまして、確認作業をしていただきまして、町も立会しておりますが、最終的に着手も遅かったんですけども、完了がことしの5月になったということでございます。  その後、どういう格好の基準で皆さんに御負担をしていただくのかなと。すべて町ということは考えておりませんでした。という中で、内部協議を数回にわたって行わせていただきました。  旧町の扱いはどのように違っていたかということですが、おおむね集落間の防犯灯については、全町で、全域で大体町が設置して、町管理ということでありますし、集落内の防犯灯につきましては、郡家地域では集落設置、集落管理、船岡地域では、おおむね集落設置、集落管理、八東地域では、おおむね町が設置して集落管理。その中で八東地域は、町が設置した防犯灯の電気代については町が支払っておりました。  実態調査ということで、先ほど中国電力さんのお話をさせていただきましたが、中国電力さんが策定しておられます図面をもとに、町内全域の防犯灯の位置を確認をさせていただいております。  今後どのように一本化するかということですが、集落間の防犯灯については、町が設置して、町が今後管理する。集落内の防犯灯については、集落が設置していただいて、集落管理というふうなことでありますが、町営・県営住宅、公共施設敷地内のものについては、町管理ということであります。  ありましたように、集落内でも同じ部落でも、集落が点在しているところがあります。基本的には、集落の端から50メートル、端から50メートルで約100メートル。100メートル以上離れたら、集落間の街頭と認定しましょうというところであります。  11月に区長会を開催させていただきました。これは、第2回目の区長会というのは、それぞれの地域で日にちを変えてやらせていただいております。そういう中で、ありました集落の防犯灯につきましての管理区分を区長さん方にお話をして、御理解をいただきたいというお話をさせていただきました。  その中に今後、今の町管理の部分の名義を集落に変えていただいて、集落で払っていただく。そういうことは、大体区長会等が年末に、この1月にかけまして、どの集落でもあるというふうに思っておりまして、そこで集落で確認をしていただいて、2月15日ごろまでには最終確認と調整を行いまして、来年の4月1日から一本化を図りたいというふうに思っております。  町管理から集落管理へ移行した電気代につきましては、集落の皆さんにもそういう詳しい話を以前、区長会等でもしておりませんでした。集落負担の激変緩和措置といたしまして、4年間町の助成を実施をさせていただきたいと。23年度は100%補助、24年度は75%、25年度が50%、26年度は25%ということで、27年度から全額すべて、今ありました仕分けの中での街灯につきましては、集落負担にしていただきたい。  また、移管本数の少ない集落に対しましては、4年間分を前倒しで補助をさせていただいてもというふうに思っておるところであります。  町全体で、全員協議会でお話をさせていただいた数字が、今また集落と中電さんと町とで調整をさせてもらう中で、新たなものが出てきたりしておりまして、全体では1,783本あります。現在集落内にありまして、現在集落で管理している防犯灯が、そのうち1,297、集落内にありまして、現在町が管理している防犯灯が486、集落間で、現在集落が管理して、今後町が管理する防犯灯が105ということに今現在なっております。という状況で進んできておりました。  もともとの調整部分につきまして、町としてもう少し早い時期にかかればよかったんですが、その部分が、遅くなった分が、きょうになったということであります。町として、私として、この場をおかりしまして、おわび申し上げたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) まず1点目の、今おわびということで町長言われたんですが、理由がわからないんですね。何で遅くなったかというのを、ただ気がつかなんだんか、担当課が、こういうことは無視されておったんか。あるいは、地元で何か反対があったとか、具体的なちょっと理由を。  ただ、町長、私ぬかっておりまして、今になりましたというような話にはならないと思うんですが、いかがでしょう、町長。
    ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 集落のほうから、これを延ばしてくれとかそんなことは一切ございません。ただ単に、私の指示がおくれたと。5年になってからだと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 町長の指示がというのは、ちょっとおかしいんではないですか。担当課は、では何ですか。町長が全部指示で動いておるという話なんでしょうか。担当課は、全然こういうような問題にされなかったんかどうかということもちょっとお聞きしたいと思うんですが、いかがでしょう。これ、こんなことはあってはならないことでしょう。現に契約違反ですし、そういう話は、課のほうでは起きなかったと。全然疑問に思われなかったということでしょうかね。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほどありましたように、5年目だったと思います、指示をしたのはですね。だから、課のほうでも気がついていたとは思いますが、いざかかってみたら大変な仕事量だということで、その部分が延びてきたというのは確かであります。  初め申し上げましたように、最終的には私の責任ですから、先ほどありましたように、お断りをさせていただいたということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 区長会で説明してあるのをちょっと、ざっと読ませていただきます。これ、11月29日に郡家地域、これがそれぞれの地域の区長会で説明された内容だと、同じものだと私は思うんですが、それも後で確認させていただきますし、先ほど言いましたように、6年目となりますがというようなことを、先ほど言いましたように5年内に調整するということを謝っておられるわけですが。  ただ、どういう説明をされたかを、ただ文章どおりの区長会では説明されたのか。それぞれの地域で扱いが違っておるということになれば、これまで払っておられんところに対しては、こうこうこうでちょっと負担になるけど、何とかしてくれというような話だろうと思いますし、逆に、これまで負担していたところに対しては、ちょっと5年間、足並みをそろえるまでは、同じような条件で金を出してやるから辛抱せえというような説明かどうか。このあたりはどういう説明されたんかを、ちょっと具体的にわかれば説明していただければと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 文章はどこの、郡家の分ですか、持っておるのは。 ○3 番(桑村和夫君) 区長会の、区長さんから預かってきました。 ○町 長(平木 誠君) 別に深い意味はありませんので、先ほどありましたような説明をさせていただいたということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 何でこんなことを言うかといいますと、これは町長、後でまたダブるような質問になるかもわかりませんが、緩和をされるというのは、先ほど数字等を言われまして、全町に向かって激変緩和だと。全集落に向かってということで理解してもいいんですね。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 説明会には、該当されない集落も、区長会の中の文書の中で説明をさせていただいて、該当されるところだけ残っていただいたということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) そういうことになれば、ちょっと説明がおかしいというか、私は疑問に思うんです。  では、これまでどおり払っているところは、これまでどおり払ってくださいと。これまで払っておられないところに対しては、5年間激変緩和してあげますよというようなことですか。今の説明は、そう向き私はとったんですが、いかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 何かお話もよくわからないんですが、全集落を対象としておりまして、町の考え方を先ほど、集落間のあるときは見させてもらいますという話も全部させていただいた中での説明をまずさせてもらって、それから個々に該当されると思われるところは残っていただいたということですので、あわせまして、激変緩和の話もすべてさせていただいた。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 議長、ちょっと私が尋ねていることとは全然違うんですよ。  では、具体的に言いますと、集落内を既に払っておられるところ、そこにも、この5年間の間は、23年度は100%、同じ扱いをされるんですかということをお聞きしておるんですが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 集落内で払っていただいたところは、従前どおり払っていただくと。町の施設の部分を集落に移管させてもらうところが、5年間の激変緩和と。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) これは、非常に誤解を受けると思います。では、これまで払っているところは、これまでどおり払ってください。これまで払ってないところは、集落内の話をしますよ。これまで払っておられたところに対しては、まだこれから激変緩和してあげますというようなことの説明で間違いないですね。  その上、多分、ある議員さんもちょっと間違えておって、違うほうに理解されたと思うんですが、この間ある新聞、折り込みが出ておりましたわね。私、ここに持ってきておりますけど、名前は言わんでもすぐわかると思います。  これは、全町に対しての激変緩和だと、というようなことに対して、これは町長読まれましたか。文句言われないけんですよ、これは。こんな間違った解釈されたら困るということを。町長、意味がわかりませんか。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) それぞれニュースを出される方につきまして、私は一切物事を言ったおぼえはありません。それは、出される方が責任を持ってやっておられることでありまして、これにつきまして、あの方の書いておられるのはそうではないですよというふうな話は、どの方につきましても一切お話ししたことがありませんし、それはちゃんと区長会で区長さん方に説明をさせていただいていますので、誤解がないというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) では、これは失礼に当たらないと思います。私は、これにクレームがなかったというのが非常に不思議なんですわ。いいですか、読ませていただきます。いいですか。いや、いいです、私が言ってるんですから。  全員協議会で提起された主な事項に、集落で管理している防犯灯電気代負担について、町内全体を統一すると。金額、集落が負担していた地域と金額、町が支払っていた地域があったということで、これがどういうことになるかいったら、全集落に助成を行い、額を少しずつ減らし、平成27年度からは全額集落負担とする、こういう説明だったと思うんですわ。と、とっておられるんですよ。  これに対して、だれも気がつかれなんだでしょうかね。これは違っているというようなこと。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 私が書いたものなら答弁をさせていただきますけども、どなたか知りませんが、書かれたことにつきましては、私はそういう権限はございません。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 私が言ってるのはそういうことではないですよ。だれが書かれたとか書かれんとかということではないんですよ。こういう誤解を受けるような説明をされたということに、私は問題を持っておるんです。  では、もう一回確認します。集落内の電気料金は、これまで払っておるところは、そのままと。これまでどおり払ってくださいと。それから、これまで払っておられないところに対しては、激変緩和で5年間の間にちょっと下げてあげますよという話ですね。確認。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) はい、そのとおりです。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) これは、非常に大きな問題ですよ。こういうことをほかの集落、払っているところは払い損ですよ、町長。激変緩和というようなことを言われるんでしたら、こういう方法もあると思うんです。これまで払っておられるところ、それは足並みがそろうまでは100%払うと。さかのぼって払えとは言いません。6年間は、普通だったら、理屈つけて算術ではなしに、計算、算数のほうでいったら、6年間もさかのぼって払ってくれと言っても、私はへ理屈ではなしに通ると思うんですよ。それが、何かこれは話聞いておりましたら、多分、私、同僚議員も誤解していると思いますよ。  どうでしょうかね。私は、聞いてみたいぐらいですわ、この説明。町長、どうですか、今の意見、私の。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 桑村議員、深刻な問題ですから、笑いもって質問するのは、本当ですよ。いけません。あれは、集落移管をした分についての補助金ですよ。移管をするんですよ、今度。町の名義の部分を集落移管をする。移管をした部分について、激変緩和をさせていただくと。  合併する前に、それぞれ5年間という制約は先ほどありましたように、あるんですけど、いろんな部分で違っておりましたが、では、合併と同時に全部できたかというと、できんですよね。させていただいてきて、この部分については、大変申しわけないということで述べさせていただいたんですが、ここだけとってもらっても困るとは、私は思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 私が笑いもって言ったかどうかわかりません。それは別として、町長、こんなの本当に町民が理解すると思われるんでしょうかね。今、町から集落に移管した分だけに対して激変緩和だと。こんなでたらめに町長が決裁されたんでしょうけど、本当でこんなことが通ると今でも思っておられますか。相談してもらってもいいですけど、町長は多分これでいこうと思っておられると思いますけど。ええでしょうか、町長。  どうも答弁がないようですけ、もうちょいさらにちょっと言わせていただきます。これは、私も結構かりかりかりかりなりだしたところなんですけど、町長、5年間もかかってではなしに、思いついたんがことしだと言われましたね。それで、ちょっと調査してみたら、なかなか面倒なことがあるというような答弁でした。  では、町長、どういう調査されたんですか、これ。本当に集落に、あんたんとこは防犯灯はどれだけあるかというようなこととあわせて、中電と一緒に調査されたんでしょうか。具体的にちょっとその辺を述べてください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほども答弁させていただきましたが、中電さんの台帳があるわけでして、これに基づいてどちらの名義になっているか含めまして、すべて歩かせていただいたということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) では、ちょっと具体的な例出します、確実なところを。  私の集落の例を出させていただきます。これ、町長、本当に調査されておったら、これは中電から集落、会計のほうに来とる資料なんです。一覧表、来てますわ、防犯灯のね。それで、この間全協で出された数字とは全然かけ離れております。  あわせて、この9月から始まった集落のそれぞれの数字が出てましたわね。これを見させていただきますと、数字だけ言います。集落内に13灯あると、うちの集落の場合ですよ。現在集落が管理していて、町に管理を移管するというのが2灯と書いてあるんですけど、これ数字が全くでたらめなんですよ。現場を見て数字が間違いないと言われるんでしたら、中電から来ている資料は21灯あるんです。数も21ありますよ。これ、山田集落内には13とありますが、14ありますし、それから、集落から外れて、これは特殊な例かもわかりませんが、うちの場合、井古のバス停までを集落が管理しておったんです。電気代も払っておりますし。そういうことからいったら、相当の数。実際は21灯あるんですわ。  この間、こういうことを本当で中電から資料もらったら、疑問に思われんもんかな。これは、中電の資料は22年1月に作成してあるような資料です。何でこんなことが本当で完全に1年かかって、こんなことが調査ができなんだかなということに対して、町長どう思われますか。本当に完全に調査されたんですか。  それから、まだうちの場合だけですが、ほかの集落でもこういうことはあるんではないですか。それについて、町長、ちょっと所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほども、全員協議会に出させていただいた数字と多少変わってきているという話もさせていただきました。中電さんは、台帳の一覧表は、町にはいただけません、個人情報ということで。わからない部分も含めまして、一緒に歩きましょうということで歩かせてもらっております。  それで、中には、無届けで設置してある集落もあるようでして、その部分がわからなかったと言ったらわからない。先ほどは、灯数の問題があるわけですけども、集落間の部分というのは、今後町が見るわけですから、即ですね、それは対応できますが、多少そういうのがあって、きちっと台帳とチェックできなかったというのは確かにあるようです。  だから、その点につきましては、改めてまた中電さんと部落と町とで確認をすると、確認作業も行っております。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 町長、そう言われますけど、これは完全な調査に手間取ったと言われるんでしたら、集落に確認すればすぐわかる。集落には、これは出してありますからね。それは、町からというのは、どうやって私調査されたんかなって、今でも疑問に思います。  それで、現に集落内歩かれたら、どこに防犯灯があるかというのは、その集落の人が案内すればすぐわかる話ですし、歩かれた、歩かれた言われますけど、それでも数が違うというようなことは、何かいいかげんなことをやっておられるのかなと。私は、5年間かかってこれをやられたかなと初めは思っておったんですけど、1年足らずだけ、この程度の調査かなと思わんでもないです。  それで、町長、私はこんなことを揚げ足取ることばかりの質問になりそうなんで、この際もう一度やり方を見直すべきだと思います。こんな不公平なことをされたら、これまで払っている町民をばかにしていることだと。ばかにしていると言ったら。本当に、怒りは沸いてくると思いますよ。  というのが、これまで30灯とかたくさんある集落もあるわけですよ。これ全部、自分らの自腹で、集落の金で払っておるわけですね、町長。片や30灯もあるところは全然電気代を払ってないというようなところもあるわけですし、激変緩和と言われるんでしたら、激変緩和という用語は使えんと思います。用語というか、激変緩和をするというんであれば、既に払っているところは、足並みがそろうまでは100%払ってもらったら、何とか話ができるかなと思いますが、この意見に対して町長どう思われましょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど申し上げましたように、逆に言ったら、町がみんな見るべきだという意見もあるかとは思いますよ。あるかと思いますが、町としては、なかなかそこの部分というのは費用的にも、また、一般的に考えたときに、やっぱり集落内は集落内、集落間は町で。そこにも町のほうで支援体制というのができてた町があったということで御理解を賜りたいと思います。  だから、その部分は合併しただけ逆に町からそこに金をという話でしょうけれども、それはなかなか難しいとは思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) これ、本当で納得できんとこがたくさんあると思います。これ、見直しをやっぱり考えていただきたいと思いますし、我々も相談には幾らでも乗ります。  だって、こんなことで話はできんと思いますよ、本当、町長笑っておられますけど。このままでいかれるつもりでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 議会の皆さん方が、ほとんどの方が、これはだめだということならば、見直しはやむを得ないと思いますが、今の方針でいかさせていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 根拠は何ですか、それは。もう決まったことだからということですか。私らの聞く耳を持たないということでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 桑村議員個人ということでなくして、議会としても全員協議会の中で考え方を話をさせていただきました。これにつきまして、それは不平等があるんで、その考え方はおかしいんではないかということになるならば、それは白紙撤回になると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) では、そういうことも考えておられると。白紙撤回もやむを得んというようなことも考えて、仕切り直しをするということも考えておられるんですね。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 議会の中で過半数以上の方がそうだということになれば、そうなると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) では、多分そうなると思います、私は。では、そういうことをお聞きしたということで、本当はもう少し前後になる質問があったんですけど、何か重箱の隅つつくような格好になると思いますので、それ以上は質問はやめたいと思います。思い直してもらえなければ、私らは地元によう話をしませんので、このままではちょっと無理だと思いますので、考えてもらえるというような答弁をいただきましたので、この件は終わりにしたいと思います。  町長、いいですね、それで。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 桑村議員にお話をしていただかなくても、区長さんのほうから、部落の総会なり役員会に諮られるというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 私はやめようと思ったんですが、うちの区長に確認したら、全町ではないと言うもんですけ、今の私が言ったとおりなんですよ。これまでどおり払ったところはそのままだと。これは、おかしいんではないですかということを私はお聞きしておるんですよ。  それで、町長言っておられるのはね。  外野のほうが、次に行けと言っておりますので、私は。町長、考え直してもらうというのは前提で次に行かせていただきます。答弁いいです。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 一方的でなしに、前提でということにはならないと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。
    ○3 番(桑村和夫君) 本当は、次に行きたいんですよ、町長。  前提ということは、では改めますけ、もう一回考え直すということで、次に行かせていただきます。  次の質問。バイケミ農法の普及について、ちょっと町長にお尋ねをしたいと思います。  バイケミ農法に係る機械一式が、平成20年にあるグループに無償貸与されたということであります。3年の契約ということで、間もなく更新の時期が参ります。グループではバイケミ農法の普及など、施策を掲げて引き受けられたと私は思っております。それに対して、3年間の成果と、次の点についてお尋ねをいたします。  まず1点目、3年前、無償貸与に当たってどのような施策を掲げられ、あるいはアピールをされて引き受けられたかということについて。これ、具体的に申請書等あるわけですけ、普及とかというのはどこをアピールされたかということをお聞きしたいと思います。  それから2番目、アピールどおりの成果は得られたんでしょうか。これもやっぱり具体的にお聞きしたいと思います。  それから、3番目として、3年間の実績についてもお尋ねしたいと思います。  それから4番目、23年度も同じような条件で公募されるのか。これは、無償貸与とか格納庫はただで使わせてあげますよというようなことを含めての話です。  私、この質問をするに当たって、決して揚げ足を取って何やかんや、これを否定しようとするものではありません。やっぱりこれから、普及を図っていくというのは個人的には思っておりますので、その前提の上で質問させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目のバイケミ農法の普及についてということであります。  御質問の1点目にありますが、3年前に無償貸与を受けられたグループがどのような施策を掲げられたのかでありますが、当該グループにおかれましては、平成20年2月に町が行いましたバイケミ農法用機械管理委託の公募に参加され、町の選定委員会を経て、バイケミ農法用の機械の管理を受託されたものであります。小さいことは言えないかもしれませんが、グループの規約では、バイケミ農法により、高品質の農産物を生産し、農業経営の安定向上を図ることを目的とするとなっておりまして、おいしい米づくりと食味値90以上を目標に公募されたというふうに思っております。  2点目の成果はあったかでありますが、米につきましては、食味値の平均値が平成20年度は85、21年が88、ことしが91と、年々向上しておられるようでありまして、この部分では成果があると思います。  また、3年間の実績ですが、面積で見ますと、水稲では平成22年が548アール、21年が581アール、22年が705アール、1.23倍弱ですね。それから、黒大豆につきましては、平成20年が95、21年が113、22年が150アールということで、1.6倍弱ということであります。野菜につきましては、3年間変動はなくして、10アールばかり栽培されているというふうなことであります。  これに伴いまして、パウダーの製造量も年々増加しておりまして、20年には137袋、21年には188袋、22年は232の袋のパウダーが製造されております。この一袋には、梨の出荷用のコンテナに15杯分が入るということであります。一コンテナが大体13キロということであります。  また、会員数のほうにつきましては、変動はないようですが、昨年から会員外の方からもパウダーの使用を希望されるという方があるようで、ことしは6戸の農家に17袋のパウダーを供給されておられます。  機械の使用状況ですが、今年度ではパウダー散布機が7ヘクタール、畝立整形機が5.1ヘクタール、トラクターが13.8ヘクタールと、使用頻度が高いものの、植繊機、アグリバーナー、光発芽施設播種機等につきましては、全く使用されていない状況も見られます。理由としましては、植繊機については、既に購入しておられる農家があったということがありますし、そちらの機械で使用されていると。光発芽施設の播種機につきましては、当初、野菜物の栽培用にと購入してありましたけれども、受託グループでは、先ほどありましたように、大規模な野菜栽培まで手が回らなかったということで、使用機会がなかったということであります。  また、アグリバーナーにつきましては、購入当時は使用されておられましたけども、現在は作業手間の観点から、使用を控えられているようであります。  最後に4点目の23年度も同じ条件で公募するかであります。  現在のバイケミ農法用機械管理委託契約は、平成23年3月31日が契約期限満了となっております。契約書では、業務内容として、一つには、竹パウダーの製造・販売に関すること。また一つには、バイケミ農法の普及、及び栽培に関すること。一つには、乙は第三者に対して、農機の貸し出しは行わず、作業受託に関することを行う、一つには、前項に掲げる業務に付随する業務を行うという4項目になっておりますが、この中の2項目の点につきましては、昨今の米余りの状況や米市場の低価格から、興味を持たれる農家があるんですけども、パウダーの製造コスト等々、高くつくというふうなことがあって、なかなか定着しないといいますか、栽培農家の拡充には至ってない現況であります。  先ほど申し上げましたように、今の受託グループがすべての機械を使用しておられるわけではございませんので、町としては、引き続きバイケミ農法を推進していただけるグループの公募を基本にはしたいと思いますが、機械の有効利用の観点から、一部の機械について、希望される農家に機械を保有していただく、競売方式にしてはというふうに考えているところであります。機械の競売というのは、今後検討いたしますが、また、常任委員会でも議論もいただきたいなというふうに考えておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 先ほど、どういうような施策で公募されたんかということをお聞きしたんですが、今、後で言われたように、バイケミ農法の普及を図るということがあったんですが、どうも初めに言われたんは、そういうことはなしに、ただバイケミ農法で食味値を上げるとかというような程度の話しかされなかったんですが、そうではないと思います。  今の話をお聞きしておりますと、これは対外的に、普及の部分が外に売れたというのは6体ということを今言われたんですが、こんなことで本当に普及が図っておられるかということに対して、町長はどう思われるかということが1点と、先ほど使われていない機械、植繊機ですね。植繊機というのは、農法のメインなんですわね。セットでないと、前回3年前の町長の話では、これはばらばらにするわけにはいかないと、セットでないと、セットで預かってもらいたいということですし、植繊機が一番もとなんですよ。一番竹粉のつくるところのもとですね。今の話では、グループの方がそれぞれ植繊機を持っておられるから、町から預かっている分はひとつも使ってないという答弁ですね。それで間違いないですか。3台は、今のバーナーとか植繊機、それから播種機というのは、全然ひとつも動いてないと。車庫の肥やしになっているというような状況ですね。トラクター、全部装置をつけておりますので、かなり大きな面積なんです。3台も動いてないといったら、大方8畳ぐらいは占めておるんではないでしょうかね。そういうところは、車庫の肥やしになっておるというようなふうに理解してもいいでしょうか。いかがでしょう、町長。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 植繊機は1台ですね。 ○3 番(桑村和夫君) 知ってますよ。 ○町 長(平木 誠君) だから、その3台の意味がよくわからないんですが。植繊機、能力が少し弱いということで、個人的に購入されて、植繊機だけですね。ちょっと高能力のほうでやっておられるのは事実であります。  それから、竹チップが一番ですから、初めは。次は植繊機ですからね。そういう部分があるということは事実であります。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) 後でその話もしたいんですが、竹チップというのはちょっと別に置いといて、また後で。時間が、ちょっと待って、言わないけんですね、もう時間がないようになってきます。  竹チップというのは、機械の一式には入ってないんです。御存じのように林業林務サービスですか、あそこがチッパーは持っておられる。それを借りてせないけんということが、まずネックであります。それぞれ、このグループの方は個人的に多分持っておられるから経費もかからんと思うんですが、それを借りよう思ったら経費がかかるんですね。  それで、前、ちょっと話がチャンポンになりますが、この間、6月議会に陳情が上がってまいりました。植繊機みたいな物を何とか貸与してもらえんだろうかというようなことがあって、その方もやっぱりそのグループに問い合わせに行かれたようです。そういう植繊機なんか全然使ってないというようなことがあれば、もうちょい弾力的に貸し出さんだの何だのかんだの言われずに、もうちょっと対応があったんではないかなと私は思っております。  この件について町長、どうお考えでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 竹チッパーは、いろいろなチッパーがあるわけです。要望に出ておりましたものは、チッパーといいますか、チッパーを通して粉になる部分ですね、一挙にどんと。そういう機械だと思っております。  バイケミ農法というのは、竹チップを植繊機に通しまして、植繊機というのは、この植繊機ですよ。縦向きに繊維をとって、それを粉にすると。だから、今おっしゃったチッパー、イコール小さい粉までできるのは、縦向きですね。これに粉砕するという機械です。  だから、意味合いがちょっと違うと思うんですよ。チッパーを持ってきて植繊機ということになれば、その植繊機は林業サービスさんから借りられて、されなくてはならないと。植繊機、直には使えません。 ○議 長(森山大四郎君) 桑村議員。 ○3 番(桑村和夫君) そんなことは十分承知の上で、私は質問しておるんです。その話、ちょっと時間がないもんではしょっちゃいましたけど、わかってますよ。この間、陳情上げられたんは、直接チッパーも通さずに、植繊機ぐらい細かくできるという機械です。それは、私は重々承知の上で質問しておるところなんで。  そういうことでもありますし、今こうして八頭町でも竹林の整備が進んでおるわけでして、その竹林の間伐材をどういうふうに処理しているかといったら、やっぱりチップ化して持ち出しているんですね。こういうことを大いに利用を図られて、そしたら林務サービスに金払ってチッパーまで借りんでも、直接チップを分けていただいたら、植繊機にかければ即できるわけです。  そういうことはわかった上で質問しているんですけど、町長はちょっと何だか上手にごまかされるだかようわかりませんけど、私はこれからそういうこともあるんで、先ほど言いました、同時にできる機械とか、そういうなんの扱いを同じようなところでいっしょこたにしてはいけませんが、同じようなグループかどこかで管理していただいて、要望があれば使えるような常態に持っていってもらいたいという思いがいっぱいですので、決して何もわからずもって話をしておりませんが、ちょっと時間がなくなりましたので、ちょっとしり切れトンボになります。  これからまた、まだ日にちがありますので、また町長にはお話はさせていただきたいと思います。  何か本当はもっとゆっくり穏やかに、12月最後ですので話ができればなと思っとったんですけど、どうもちょっとボルテージが上がったようです。おかげでちょっと体がぬくもりました。それだけがきょうの収穫だったんかなと思います。  どうもありがとうございました。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 私は、体寒いですけども。  委員会のほうに、また今定例会の委員会の中でお話をさせていただいて、方向性を議論していただきたいと思います。 ○3番(桑村和夫君) 終わります。  ありがとうございました。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、3番、桑村和夫議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1、一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。  議事の都合により、12月14日から12月19日まで、6日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。  よって、12月14日から12月19日まで、6日間休会することに決しました。 ◎散  会 ○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度とどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  なお、次の本議会は12月20日、午前9時30分から再開いたします。       (平成22年12月13日午前11時47分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...